自由を愛するアート教室で、世界に羽ばたくアーティストを育てる先生になりませんか?

アルティキッズ

  • 東京都
  • アシスタント , のれん分け , 右腕候補

「ここは子どもたちの心と未来を作るアート教室なんです」

そう語るのは、「アルティキッズ」の代表・HIDERU(ひでる)さん。2019年にオープンしたアルティキッズは、東京都中目黒駅の近くにある子どもたちを対象としたアート教室です。メインクラス(2〜10歳)、ベビークラス(1〜3歳)、小学生クラス、絵画専門クラス(4歳以上)と年齢・内容別に4クラスが設けられ、幅広い年齢層の子どもたちが本格的なアートを体験することができます。

自身もアーティストとして活躍中のHIDERUさんは今後の事業拡大を視野に入れ、将来的に教室長のポジションを任せられるアシスタント講師を募集中。アルティキッズで働く面白さや、アシスタントに求めることについてお話を伺いました。

YouTubeインタビュー動画

レッジョ・エミリア教育をもとに、子どもたちの創造力を伸ばす

HIDERUさんがアート教室を立ち上げたきっかけは、2011年に発生した東日本大震災でした。

「東日本大震災は自分の中でも大きな転機となりました。これまでは自分の作家活動を中心にやってきたのですが、もっと日本の未来をつくっていくことができる活動にしたいという思いが強くなっていったんです。震災後に子ども向けのチャリティー絵本コンサートを開き、その一環でアートワークショップをやってみました。それが今のアート教室の原点です」(HIDERUさん、以下同)

それ以降もカフェの一角で子ども向けのワークショップを開催したり、学びのために幼児教室のアート講師を務めたこともあるというHIDERUさん。アルティキッズが現在の運営スタイルになったのは2019年のことでした。縁があって中目黒の人気のカフェで定期的にアート教室を開く機会に恵まれます。次第に生徒が増えていったことでカフェの規模に限界を感じ、現在のアトリエを開設するに至りました。

「教室を運営する中で、さまざまなメソッドを試して辿り着いたのがイタリアのレッジョ・エミリアアプローチでした。レッジョ・エミリアの手法が、子どもの発想力や独自性を重んじる自分の方向性とマッチしていたんです。作品の完成度よりもプロセスを重視し、その子が何を考え、どんな工夫をしたかということに着目しながら日々の授業を実践しています。また、広い公園で落ち葉や枝を集めて作品にしたり、鎌倉の海で砂浜アートをしたりと、野外レッスンを取り入れているのもアルティキッズの特徴です」

ゆくゆくはレッスン担当から企画まで。子どもと共にアートを楽しめる講師を募集

「おかげさまで開業当初3人だった生徒が、4年間で約150人に増えました。今後は日本中、そして世界中に教室を展開したいという夢があります。その夢を叶えるためにもアルティキッズで活躍してくれる先生を増やしたいんです。基本的に経験は問いませんが、美術の素養がある方、子どもと関わる仕事をしている方は歓迎します。まずはレッスンの補助からスタートし、教室のやり方を学んでいただけたらと思います。慣れてきたらプログラムの作成や教材準備にも携わってほしいです。当教室では授業の準備に多くの時間をかけています。そして、完全に独り立ちして授業まで任せられるようになれば、ゆくゆく教室が増えたら各教室の教室長になっていただきたいとも考えています」

「アートと子どもが大好き」という気持ちは、アート教室の講師を務める上で必要不可欠。単純に技能を教えるだけの教室ではないからこそ、授業中の細やかなサポートや、子どもや保護者に対する丁寧な関わりが求められます。

「アルティキッズは子どもたちの心をつくるアート教室です。そのため、明るくて情熱がある方に来てほしいと思っています。子どもと同じ目線になって楽しんだり喜んだりできる方だとさらにいいです。この教室の目的は子どもたちに絵が上手くなってもらうことではありません。子どもたちが自分で考えて1から生み出せるようにアプローチしていくのが私たちの役割になります。いずれこの子たちが大人になり、将来どんな職業に就いたとしても、アートを介して培った想像力や創造力はきっと役に立つはずです。特に現代はクリエイティビティが重要視される時代。幼少期にアートをたくさん体験した子どもたちは、大人になってどんな時代になったとしても自分の力で道を切り開いていけると信じています。アルティキッズはそんな子どもたちを育てる場所でありたいです」

先生たちの作家活動も支援。アーティストとしての夢も実現可能

アルティキッズの講師陣には現役のアーティストも在籍中です。自身の作家活動をしながらアルティキッズで働くことに、どのような魅力があるのでしょうか。

「作家活動をしている方のサポートを積極的に行っています。表現活動の場を用意したり、ギャラリーや他のアーティストと繋がせていただくなど、作家として食べていけるようさまざまな方法でお手伝いしていきます。現在活躍中の講師陣の中には、絵描きやグラフィックデザイナー、商業出版を控えた絵本作家など現役のアーティストが複数います。アート教室の先生をしながら作家としての夢も叶えていける点は、当教室の強みといえます」

アルティキッズという場所を通して、子どもたちだけでなく大人も可能性を広げていくことができるかもしれませんね。「アートは人を繋ぐもの」と語るHIDERUさんの今後の展望とは?

「世界一のアート教室を目指しています。プリミティブから最先端、映像も音楽も幅広く取り入れ、子どもたちの可能性を広げるオンリーワンの教室にすることが目標です。アートには人と人を繋ぐ力があります。アートがあれば、日本の裏側にいる人とも友達になれますからね。そして、アートは生活に彩りを加えるものであり人生そのものだと感じています」

HIDERUさんは教室の未来とアートの可能性を語ると同時に、アルティキッズで講師を務める難しさについても本音を口にします。

「この教室で一人前になるには、結構時間がかかるんですよ。というのは、美術や芸術の素養と子どもと上手く関わる素養。その2つを持ち合わせている人ってなかなかいないのが現実で……。どちらも獲得していくためには努力が必要ですし、長い時間がかかります。それでもこの仕事に魅力を感じてくれる方、僕たちと一緒に未来をつくろうと思ってくれる方を迎えられたら嬉しいです」

子どもたちの感性から刺激を受ける、やりがい溢れる仕事

最後に、アルティキッズで子どもたちにアートを教えるやりがいについて伺いました。

「子どもたちの感性は素晴らしく、僕たちはいつも奇想天外な作品からたくさん影響を受けています。『教室』『先生』とは言うものの、私たち大人が子どもたちから教わることばかりです。毎回授業の最後には発表タイムを設け、どんな思いで作品をつくったのかを一人ずつ発表しているんです。そのときに子どもたちは他の友達の作品のよいところもどんどん発見してくれるんですよ。愛に溢れた、本当に素晴らしい時間だと感じます。僕は子どもたちと一緒にそういった時間を過ごせることに、大きなやりがいを感じます」

子どもたちとアートを通して関わりながら自分自身の感性や創造力も磨きたい。アルティキッズはそんな思いを持つ人にぴったりの場所かもしれません。

中目黒アート教室 アルティキッズ
主宰:HIDERU
所在地:東京都目黒区上目黒3-39-19大澤ビル101
HP:https://artikids.net/
お問い合わせ:https://artikids.net/#contact-area

HIDERU プロフィール
アルティキッズ校長 芸術家、アート教育家
画家、彫刻家、絵本コンサートプロデューサーとして活動。
一番最初の記憶は、画用紙にクレヨンで絵を 描いていたら画用紙からとびだして、家の壁にまで描いてしまって親があわてていたこと。多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。
絵画、彫刻、映像、インスタレーション作品を制作し、世界中の博物館等にティラノサウルスなど、実寸の恐竜造形作品も納品している。
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