地域を再生するマンション管理士、その理念を継ぐ後継者を探して

株式会社マンション夢設計

  • 東京都
  • アシスタント , 役員候補 , のれん分け , 右腕候補

マンション管理士として22年の経験を積んできた稲葉早苗さんは、現在、新潟県湯沢町におけるマンション再生事業に力を注いでいます。
老朽化や高齢化といった課題を抱えるマンションを再生し、地域全体の活性化につなげる。それが稲葉さんの描くビジョンです。

いま稲葉さんが求めているのは、その理念を受け継ぎ、ともに現場を担う次世代のマンション管理士。相談者の本質的な課題を引き出し、解決へ導く力を持つ「後継者」を探しています。

多様なキャリアを経てたどり着いた「社会貢献としてのマンション管理」

40歳で個人事務所を開業した稲葉さんは、行政書士とマンション管理士という2つの資格を活かし、専門性の高い支援を続けてきました。これまで証券会社や不動産会社、保険会社など、さまざまな業界で経験を積んできたキャリアの持ち主です。

2011年には株式会社マンション夢設計を設立。現在は個人事務所と並行しながら法人代表としても活動しています。

「マンション管理士として経験を積む中で、マンション管理と社会問題の関連性が見えてきました。特に私が懸念しているのは、少子高齢化や空き家問題と似た構造を持つ“マンションのスラム化”です。

マンションが荒れてしまうと、その建物だけの問題では済みません。地域の治安が悪化したり、コミュニティが崩れてしまったりと、地域全体に影響が及びます。

だからこそ、適切なマンション管理は地域課題の改善にもつながる。私はマンション管理そのものが社会貢献だと考えています」

法人名である「マンション夢設計」という名前にも、稲葉さんの理念が込められています。

「開業前、何日も眠れないほど考えて決めたのが『マンション夢設計』という名前でした。

本来、マンションの管理組合は、自分たちの意思でマンションの未来を決めていける組織です。住民の合意のもとで、マンションをより良い方向へ変えていくことができる。

だからこそ、みんなで“夢の設計”をして、快適なマンション生活をつくっていきましょう。そんな思いを込めて、この名前をつけました」

バブル期リゾートマンション群に挑む。湯沢町まるごとサポート事業

稲葉さんが近年力を入れているのが、新潟県湯沢町でのマンション再生事業です。現在は月に1回、湯沢町でマンション管理に関するセミナーと相談会を開催し、管理組合や区分所有者からの相談に応じています。

「湯沢町にはバブル期に建てられた大型リゾートマンションが集中しています。中には管理費等の滞納、修繕合意形成の停滞といった複合的な問題を抱えるマンションも少なくありません。

湯沢に住むマンション管理士の方が私のところへ勉強に来たことをきっかけに、夢設計が現地へ出向く『湯沢町まるごとサポート事業』を始めました。月に一度湯沢町へ行き、マンション管理に関するセミナーを開催し、その場で管理組合の相談にも対応しています」

「将来的には、湯沢のマンション再生を軸に地域活性化につなげていきたいと考えています」

構想してきた理念を、具体的な地域事業として実践する段階に入ったと語る稲葉さん。現在は月に一度の訪問という形ですが、将来的には現地に常駐する可能性もあるといいます。

一方で、自身の体調への不安もあり、将来的には現場からの引退も視野に入れているとのこと。そこで今、同じ理念を持つ後継者を探しています。

求めるのは資格以上の力。課題を引き出す対話力と発想力

湯沢町での取り組みが少しずつ形になり始めたいま、稲葉さんはこの挑戦を次の世代へ引き継ぐことも視野に入れています。

後継者に求めるのは、マンション管理士としての実務経験、柔軟な発想力、そして相談者の悩みを引き出すコミュニケーション能力です。

「マンション管理士は試験に合格すれば名乗ることはできますが、実際に課題を解決するには経験や知識が必要です。

今回私が探しているのは、湯沢町の管理組合に適切なアドバイスができる即戦力のマンション管理士です。数年の実務経験がある方だと理想ですね。

もちろん、経験が浅くても、私たちのもとで経験を積みながら早いスピードで成長していける方も歓迎しています。マンション管理士として本気で仕事をしていきたいという意欲のある方と一緒に取り組みたいですね」

マンション管理士には「引き出し」が多いほど良いと稲葉さんは言います。

「マンションごとに課題も価値観も違います。だからこそ、そのマンションの本当の課題を見極め、管理組合と一緒に未来を考えていく発想力が必要です。

湯沢には高齢の役員さんも多くいらっしゃいます。そうした方々の話を丁寧に聞き取り、寄り添いながら支援していく力も重要です」

マンションの問題は、当事者だけでは見えにくいことも多いもの。だからこそ専門家が入り、課題を一緒に見つけていくことが重要だと稲葉さんは考えています。

理念を学び、現場で育つ。次世代マンション管理士への継承

今回募集しているのは、将来的に事業を担うマンション管理士。ただし、いきなり単独で現場を任されるわけではありません。

「まずは私たちと一緒に現場に同行しながら、私の考え方ややり方を学んでいただきたいと思っています。経験を積んだ後は、徐々に一人で任せる場面も増えていくでしょう」

現在のチームには子育て中の女性もおり、育児と両立しながら働いています。

「子育てを優先しながら働ける環境も整えていますので、育児中の方でも活躍できます」

湯沢町のサポート事業は現在2年目。稲葉さんは確かな手応えを感じているといいます。

「最初は『なぜそんなことをするのか』と懐疑的に見られることもありました。でも1年間続ける中で、少しずつ賛同してくれる方が増えてきました。湯沢町再生への道筋が見えてきたと感じています」

もしこの取り組みが成功すれば、湯沢町をモデルケースとして全国に展開することも視野に入れているそうです。

「地域ごとに、地元のマンション管理士が活躍できる仕組みを作りたい。夢設計の理念に共感してくださる方には、ぜひ仲間として加わってほしいですね」

マンション管理の仕事は、建物を維持するだけではありません。そこに暮らす人々の関係性を支え、地域の未来を形づくる役割も担っています。

湯沢町で進む再生事業は、ひとつの地域課題に向き合う挑戦であると同時に、全国へ広がる可能性を秘めた取り組みでもあります。

稲葉さんは最後にこう語ります。

「マンション管理の仕事は、建物を管理する仕事ではなく、人の暮らしを守る仕事だと思っています。もしこの考えに共感してくれる方がいるなら、ぜひ一緒に現場に立ってほしいですね」

株式会社マンション夢設計

代表:稲葉 早苗

所在地:東京都千代田区九段南1−6−5九段会館テラス1F

お問い合わせ:https://yumesekkei.jp/contact/

ホームページ:https://yumesekkei.jp/

稲葉 早苗プロフィール

行政書士、マンション管理士

現職:マンション夢設計、稲葉マンション管理士・行政書士事務所

現在の活動:快適なマンション生活を営む方法の提案

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